食物繊維がミネラル吸収を阻害?食物繊維の種類と働きについて
2015/07/04
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「便秘がちな人は食物繊維を摂りましょう!」
「便が固い?食物繊維が不足しているのでは?」
など、食物繊維と便はセットで語られるとが多いように思います。
ただ、食物繊維にも種類があり、その種類毎に特性があることは、意外と知らない人も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は、食物繊維の種類やそれぞれの働きについてお伝えしていきます。
食物繊維とは?
そもそも食物繊維とは、人の消化酵素では消化することのできない食べ物の中の成分をいいます。
食物繊維の種類は?その違いは?
冒頭の通り、一口に食物繊維といっても大きく分けて2種類に分かれます。それが、「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」です。
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不溶性食物繊維とは
不溶性食物繊維は水に溶けにくく、水分を吸収して数倍から十数倍に膨らみます。それにより、腸壁を刺激することで腸のぜん動運動を高め、便をやわらかくしたり、量を増やしたりする働きがあります。
主には、セルロース、ヘミセルロース、ペクチン、リグニン、キチン・キトサンがあります。 不溶性食物繊維を含む食べ物は以下の通りです。
不溶性食物繊維を含む食べ物
野菜…ごぼう、にんじん、セロリなど
穀類…麦、玄米など 芋類…さつまいもなど
豆類…大豆、小豆など
ただ、こちらの記事でも書きましたが、摂り過ぎは注意。その注意点を転載しておきます。
食物繊維の中でも不溶性食物繊維(海草類、豆類、きのこ類など)には、過剰に摂取するとミネラルの吸収効率が落ちることがあるようです。
転載元:【効果】成功する冷やご飯ダイエット、その方法とは?
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水溶性食物繊維とは?
一方、水溶性食物繊維とは、水に溶け、粘着性があるのが特徴です。その粘着性から、腸内をゆっくり移動するので、満腹感を高め、食べ過ぎを防ぎます。
また、糖質の吸収をゆるやかにして、食後血糖値の急激な上昇を抑えます。
主には、ペクチン、グルコマンナン、アルギン酸、フコイダンがあります。
水溶性食物繊維を含む食べ物は以下の通りです。
水溶性食物繊維を含む食べ物
海草類…昆布、わかめ、もずく、めかぶなど
果物…りんごなど
芋類…里いも、こんにゃくなど
このように、一口に食物繊維といっても種類や効果の違いがありますので、目的と効果を意識して摂るとよいでしょう。
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